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2024.01.23

ー蜂駆除の安全な時間帯と危険な時間帯はいつ?蜂の習性から知るー

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蜂駆除は自分で行う場合もプロに依頼する場合も、時間帯を選ぶことが大切です。

ここでは蜂の習性をもとに、蜂駆除の安全な時間帯と危険な時間帯を解説します。

蜂駆除を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

蜂が活動する1日のサイクル

蜂は基本的に、朝になると巣を飛んで出ていき夜になると帰ってきて巣の中で休む、という毎日の生活サイクルがあります。

【朝】

蜂は朝太陽が昇るとともに、餌や蜜を集めるため巣を飛び立ち活動を始めます。

【昼】

餌の収集や巣の修復のために巣への出入りが多くなる時間帯です。

昼の間は気温が高く蜂の活動が活発になり、巣の中では見張り役の蜂が入り口から周囲を警戒しています。

【夜】

蜂は夜は目が利かなくなり、日が暮れると巣に戻ります。

18度以下に気温が下がると動きが鈍るため、巣の中で休んだり幼虫の世話などをしています。

【重要】蜂駆除にはベストな時間帯がある

結論としては、蜂駆除をするなら蜂の活動が最も低下する日没後2~3時間の夜の時間帯がベストです。

夜の時間帯なら、巣の中にほとんどの蜂が戻っており幼虫や働き蜂もたくさんいるので、適切に作業をすれば一度で効果的に蜂駆除ができます。

さらに夜は気温が下がって蜂の活動が低下し動きが鈍くなり、夜は目が利かないので蜂駆除作業の安全性が高まります。

逆に日中の時間帯に蜂駆除をするのは、危険性もありおすすめしません。

蜂の一日の生活サイクルを考えると、日中は巣への出入りが多いので、巣に近づくと蜂に遭遇する確率が高まり大変危険です。

活動的な昼間は動きも速いので、駆除者に攻撃してくる可能性があります。蜂は危険を知らせるフェロモン出すため、反応した巣の中の蜂が一斉に外に飛び出してきて襲われることもあり危険です。

蜂の種類別夜の時間帯の行動

蜂の多くは夜間に目が効かないため、活動できず大人しくなります。

蜂は人間とは異なり、複眼という多数のレンズからなる目を持っていて、紫外線などの光を感知することができますが、暗闇ではほとんど機能しません。

そのため多くの蜂は夜間の活動を停止して巣の中で休んでいます。

ただし夜間でも活動するタイプもいるので注意が必要です。

以下で蜂の種類ごとの紹介をしますので、どんな蜂がいるのか参考にしてください。

・スズメバチ

スズメバチは日本最大のハチで、毒性や攻撃性が高いことで知られています。スズメバチの視力は優れています。しかし、夜の時間帯には視力が低下し巣の中で静かに過ごすことが多いです。

・アシナガバチ

アシナガバチはスズメバチ科なので似た生態を持ちます。スズメバチに比べると細身で小型の体型なのが特徴です。夜の時間帯は活動せず巣の中に戻ります。

・モンスズメバチ

モンスズメバチは夜間でも活動を続ける特徴のある蜂で注意が必要です。

警戒心が高く、人間が巣に近づくと敏感に反応して襲い掛かる攻撃性があります。

しかし人目につかない閉鎖空間に巣を作る習性なので、遭遇することは少ないです。

・ミツバチ

ミツバチは花粉や蜜を採集することで、植物の受粉を助ける重要な役割を果たす蜂です。

ミツバチは大人しく、こちらから刺激しなければ攻撃してくることはほとんどありません。

昼行性なので夜間は巣に戻り活動しません。

蜂を近づけず巣を作らせない予防策

蜂の巣を見つけたら駆除することは大切ですし、そもそも巣を作らせないように予防することが重要です。

予防策をとることで蜂が増えたり、攻撃を受けたりするリスクを減らせます。

蜂は春から巣を作り始めるので、3月から4月頃に予防対策をするのがおすすめです。

蜂が好んで巣を作るポイントを探す

まずは蜂が巣作りで好む場所を知ることが大切です。

蜂は自分たちにとって快適な場所に巣を作ります。

特にアシナガバチは人間の近くに巣を作ることが多く、民家の軒下や屋根裏などでよく発見されています。

・雨や直射日光を避けられる場所

蜂が好んで巣を作る場所は、雨風や直射日光の影響を受けにくい場所です。

蜂は雨が苦手で、巣も湿気に弱いので雨風が当たらない場所を好みます。巣の温度を一定に保つために、雨や日光を遮ることができる軒下や屋根裏に巣を作ります。

・閉鎖された空間

蜂は天敵から身を守るために、入り口が狭く中が広い空間に巣を作ります。

たとえばスズメバチは土の中や壁の隙間など、アシナガバチは民家の壁や窓枠などです。

・餌を捕りやすい場所

巣の中のたくさんの蜂が暮らせるように、巣の近くで十分な餌が捕れることも重要な条件です。ミツバチは花の多い場所、スズメバチは虫の多い場所など、餌の確保に巣の場所が関係しています。

対策グッズを使う

巣を作られそうな場所が特定出来たら蜂の対策グッズを使用しましょう。

・侵入できないようにする

巣ができそうな場所に防虫ネットや金網などでふさぐことで、蜂の侵入を防ぐことができます。換気扇の内部に巣が作られることもあるので、通気口カバーなどを取り付けると有効です。

・木酢液を使う

木酢液とは、木を燃やしたときに出る液体のことで、蜂が嫌う香りがします。木酢液をスプレーに入れて、巣ができそうな場所や巣ができた場所に吹きかけることで、蜂を寄せ付けない効果があります。

・忌避剤や殺虫剤を使う

市販の蜂用の忌避剤や殺虫剤を使うことも、蜂の巣を予防する方法の一つです。

忌避剤は蜂が嫌う香りを放つもので、巣ができそうな場所に置くことで対策になります。殺虫剤は、巣を作られそうな場所に直接噴射することで忌避効果になります。

作られてしまったら駆除業者に依頼する

予防対策をしていたのに蜂の巣を作られてしまったら、自分で蜂駆除をせずに専門の蜂駆除業者に依頼しましょう。

自分で蜂駆除をするのは非常に危険です。

蜂は巣を守るために激しく反撃してきます。刺されると痛みや腫れだけでなく、アレルギー反応や感染症などの重篤な症状を引き起こしかねません。

特にスズメバチやアシナガバチなどの大型の蜂は、一度に何度も刺すことができて毒も強いので命に関わります。

蜂の巣を作られてしまったら、専門の蜂駆除業者に依頼するのが最も安全です。

専門の蜂駆除業者は蜂の種類や巣の場所、大きさに応じた適切な方法で駆除し、巣の処理や戻り蜂の対策なども行ってくれます。

まずは連絡して相談してみることをおすすめします。

まとめ

蜂駆除は危険がともない素人には難しい作業です。

自分でやろうとすると、攻撃的になった蜂に刺される可能性が高く危険があります。

家に蜂の巣を作られてしまったら、無理はせず早めに専門の蜂駆除業者に連絡して任せるのが最も安全です。

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