2024.01.26
ー掃除機で蜂駆除はできる?吸い込んだ後の処理と作業手順ー
家の中に蜂が入ってきたら、掃除機で吸い込んで駆除できると思うかもしれません。
しかし掃除機で吸い込んだだけでは、蜂は死なないことがあります。
掃除機で蜂を吸い込んだあとは処理の仕方が重要です。
この記事では掃除機で蜂駆除する方法と、吸い込んだあとの処理の仕方や注意点について詳しく解説します。
家の中に侵入した蜂駆除に掃除機は使える?
家の中に侵入した蜂が1匹だけの場合、掃除機で吸って駆除することは可能です。
掃除機の長いノズルを蜂の近くに寄せて吸い込むことで、蜂を無力化できるのは有効な手段といえます。
ただし蜂の種類によっては、掃除機を使うことが危険な場合もあります。
アシナガバチは動きが俊敏ではないので、掃除機で吸い込むことが比較的容易です。スズメバチは素早く飛び回るため、逆に刺される可能性があり危険です。
部屋に侵入したのがスズメバチの場合は、掃除機を使わないことをおすすめします。
掃除機で蜂を吸い込んだ場合でも蜂がすぐに死ぬとは限りません。
吸いきれずノズルの中にいる可能性も考え、掃除機に「強」などのモードがあればしばらく吸引を続けて、確実に掃除機の中へ吸い込むことが大切です。
吸い込めても死なないことを考え、放置はせずに必ず紙パックの処理をしてください。
掃除機は家の中に侵入した1匹の蜂に対してのみ有効であり、外にある巣に使うのは大変危険です。巣に近づいて吸引しようとしても、蜂が大量に飛び出してきて攻撃される恐れがあります。
安全を考え、外の巣は専門業者に依頼しましょう。
掃除機を使った蜂駆除の作業手順
吸い込んだ後の処理を考え、掃除機は紙パック式を使ってください。
殺虫剤、ガムテープ、ビニール袋を使うので、用意できない場合は掃除機での退治は諦めましょう。
1.掃除機を用意して蜂にノズルを近づけます。蜂を吸い込んでも電源を切らず、吸引力の強いモードで吸い続けてください。蜂がノズルの中で止まっていると、逃げ出してきて刺される危険があります。そのためしっかりと掃除機の中に吸い込むようにしましょう。
2.取り外した紙パックの口をガムテープでふさぎます。紙パックに殺虫剤のノズルが入る程度の小さな穴をあけ殺虫剤を噴射してください。
3.ノズルを入れた穴をガムテープでふさぎ、ビニール袋に移してしっかり口を縛ります。万一を考え家の外に置いてゴミの日に処分しましょう。
家の外に蜂を追い出す方法
掃除機や処理のための道具が手元にない場合、窓から追い出したり殺虫剤で蜂駆除する方法を試しましょう。
部屋に侵入した蜂を外へ追い出すために、室内の照明を消して窓を開けます。
蜂には光に向かって飛ぶ習性があるので、窓の外が明るければ自分で飛んで出ていくからです。
夜間に蜂が入ってきた場合は、室内の照明を1つだけ点けます。静かに待ち、蜂が照明に止まったら殺虫剤を使って蜂駆除しましょう。
家の中に侵入した経路を調べる重要性
蜂駆除が終わったら、必ず蜂が室内に侵入した経路を確認しましょう。
窓が開いていないのに蜂が家の中に侵入していたら、家の中に蜂の巣があるかもしれません。
蜂は天井裏や壁の隙間、押入れやクローゼットなど、暗くて静かな場所を好み巣を作ります。家の中に巣があるのは大変危険です。何度も蜂が部屋に入り、家の中に巣があるかもしれないと思ったら、専門業者に連絡して点検してもらう必要があります。
家の中に巣がなくても、家の周囲に巣が作られている可能性があります。
屋根や軒下、庭木や物置などの家の周辺です。巣が大きくなると、蜂が人やペットを襲う危険があり近隣にも迷惑がかかります。
蜂が家の中に侵入した経路を調べることで、対策をとることが可能です。
蜂が換気扇やホースの隙間から入ってきた場合は、防虫ネットなどでふさぐ対策をすることで安心して生活を送れます。
こんなところから?室内への蜂の侵入経路
エアコンまわり
エアコンの室内機と室外機をつなぐダクトホースは、蜂の侵入経路になりやすい場所です。
室外機からダクトホースを経由して、入ってくることもあります。
エアコンのドレンホースも、蜂が侵入する可能性が高いです。エアコンを使うときは、ダクトホースやドレンホースに蜂がいないか確認しましょう。
網戸の隙間
虫を防ぐための網戸に隙間があると、蜂が入ってきてしまいます。
穴が開いていたり、網戸と窓枠の間にすき間があったりすると、蜂が侵入することができます。網戸を閉めていても蜂が家の中に入ってくるときは、網戸の隙間に注意しましょう。
屋根裏への点検口
屋根裏は暗く静かで人の目につかず、蜂が巣を作るのに好ましい場所です。
屋根裏に入るための点検口は必要だと同時に、蜂の侵入経路にもなります。
点検口が開いていたり蓋が壊れていたりすると蜂が屋根裏に侵入します。屋根裏に蜂の巣があると気付くのが遅れて蜂が増え、大変危険です。
外に干した洗濯物
洗濯物や布団にも気をつけましょう。
外に干していると、蜂がくっついて家の中に入ってしまうことがあります。気づかないで洗濯物を取り込むと、蜂が飛び出してきて驚くことになります。洗濯物や布団を取り込むときは、蜂がいないかよく確認しましょう。
家の中に巣がある場合は専門業者へ
家の中に作られた蜂の巣は、見つかりにくい場所にあることが多いです。
蜂は人の目につかないように、天井裏や壁の隙間、押入れやクローゼットなど、暗くて静かな場所に巣を作ります。蜂の巣は時間が経つと巨大になって、家の構造にダメージを与えたり、蜂が増えて大変危険です。
家の中に作られた蜂の巣は、蜂駆除が難しい場所にあることが多いです。蜂の巣が高いところや狭い隙間にあると、専門家以外が蜂駆除するのは難しくなります。
巣が刺激されると蜂が大量に飛び出してきて、家の中で飛び回る恐れがあります。蜂の刺咬は非常に痛く、アレルギー反応やショック症状を引き起こすことがあり危険です。自分で蜂駆除しようとせず、専門家に任せましょう。
まとめ
家の中に侵入した蜂は、1匹程度なら掃除機で吸い込んで蜂駆除することができます。
しかしそのあとの処理には注意が必要で、油断せずにしっかり密封してから処分しましょう。
蜂がどこから侵入したかを調べることも大切です。
家の中に巣がある場合は大変危険なので、すみやかに専門の業者に依頼して身を守ってください。
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