2024.02.16
ー蜂駆除スプレーはどれを選べばいい?安全で効果的な使い方の解説ー
蜂駆除スプレーは、蜂の巣を安全に駆除するための便利な道具です。しかし、蜂駆除スプレーには様々な種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで蜂駆除スプレーの選び方や安全な使い方を解説します。
蜂駆除スプレーの選び方
蜂駆除スプレーを選ぶポイントは以下の3つです。
1.噴射距離は3m以上
噴射距離とは、スプレーを噴射できる最大の距離のことです。
スズメバチなど攻撃的な蜂は近づくと刺される危険があるので、巣に近づかずにスプレーを噴射するため、噴射距離は3m以上の強力タイプのものをおすすめします。
噴射距離が長いほど、安全に作業が行えます。
また噴射距離が長ければ、蜂の巣の奥までスプレーが届きやすくなり、蜂の駆除効果が高まるでしょう。
成分や効果も事前にチェックしてください。
即効性が高いスプレーは、一度に多くの蜂を駆除できます。しかし、持続性が低いと再発する可能性があるので注意が必要です。
反対に、持続性が高いスプレーは少しずつ蜂を駆除できます。しかし、即効性が低いと時間がかかります。
成分によっては人やペットに影響を与える可能性もあるため、自分の目的に合わせて成分や効果を確認して選びましょう。
2.即効性のあるピレスロイド系の成分が入っている
蜂駆除スプレーのおすすめは、即効性のあるピレスロイド系の成分が入っているものです。ピレスロイド系とは、除虫菊という植物に含まれる天然の殺虫成分や、それに似た合成化合物のことです。
ピレスロイド系の成分は、蜂の神経を麻痺させてすぐに動きを止める効果があります。
蜂に刺されるリスクを減らすためには、できるだけ早く駆除することが大切で、その点ピレスロイド系の成分は、速攻性に優れているので安心です。
またピレスロイド系の成分は、人間やペットにとっては比較的安全な成分で、体内に入ってもすぐに分解されて排出されます。ただし魚類には毒性が高いので、水槽や池の近くでは使用しないようにしましょう。
ピレスロイド系の成分には、ピレトリン、アレスリン、フタルスリン、ペルメトリンなどがあり、製品によっては複数の成分が配合されている場合もあります。成分名は製品のラベルや説明書に記載されているので、確認してみてください。
蜂駆除のスプレーを選ぶときは、即効性のあるピレスロイド系の成分が入っているものを選びましょう。蜂の神経を麻痺させて、すぐに駆除できて安全に作業ができます。
3.容量は400ml以上のものを2本用意
容量が400ml以上であれは、蜂の巣に十分な量のスプレーを噴射できます。容量が少ないと、スプレーが足りなくなってしまう可能性があります。
2本用意することは、万が一の事態に備えてです。蜂駆除のスプレーは、高圧で噴射するためにノズルやホースが付いています。もしもノズルが詰まったりした場合、予備のスプレーがあれば作業を続けることができます。予備がないと、作業を中断してしまいかえって危険になるでしょう。
蜂駆除スプレーを使う際の注意点
蜂駆除のスプレーは、蜂の巣や蜂に直接噴射して、蜂の動きを止める効果があります。
蜂駆除のスプレーを安全に使用するためには、以下のようなポイントに注意しましょう。
駆除作業は日没後1~2時間たってから行う
蜂は夕方巣に戻り日が暮れると活動が弱まるので、その時間帯にスプレーを使うと蜂の反撃を受けにくくなります。
日中にスプレーを使うと、巣から出ている蜂が戻ってきたり、近くにいる蜂が集まってきたりする可能性があり刺されるリスクが高くなります。
風上から巣に向けてスプレーを噴射する
風が強い日は、風向きに注意が必要です。風下からスプレーを噴射してしまうと、薬剤が風で飛ばされて巣に届かない場合があります。
そのため必ず風上に立って、巣に向かってスプレーを噴射しましょう。また風に乗って薬剤が自分にかかるのを防ぐためにも、マスクやゴーグルなどを着用してください。
室内や密閉空間では使用しない
蜂駆除のスプレーは、主に屋外で使用する目的で作られているため、室内や密閉空間で使用すると引火の危険性や噴射液で室内を汚してしまう可能性があります。
またスプレーの成分は人体には無害とされていても、ペットや植物には有害な場合があります。そのため、子供やペットがいる場所では使用しないようにしましょう。
できるだけ露出部分を少なくする
蜂に刺されないように、できるだけ皮膚の露出部分を少なくすることも大切です。また蜂は濃い色を好んで攻撃するとされているため、全身白っぽい服装にすると良いでしょう。
防護服や手袋、帽子、長靴などで身を守り、香水や整髪料などの香りのあるものは、蜂を刺激するので使用は避けましょう。
蜂駆除のスプレーは巣を作らせない忌避効果もある
蜂駆除のスプレーは、蜂の巣を駆除するだけでなく、巣を作らせない忌避効果もあります。
これはスプレーに含まれる成分が、蜂の嫌いな臭いを発するためです。蜂は臭いに敏感な昆虫で、自分たちの巣の臭い以外のものには近づきたがりません。そのためスプレーを噴霧することで忌避効果になります。
蜂駆除のスプレーは、以下のように使います。
巣ができやすい場所に薬剤が十分つくように噴霧する
蜂は屋根裏や軒下、物置や庭木などの暗くて風通しの悪い場所に巣を作ります。
こういった場所には、スプレーを十分に噴霧して、蜂が寄りつかなくさせましょう。
スプレーの噴射距離は製品によって異なります。一般的には2~5m程度です。適切な距離を保ちながら、巣に向かってスプレーを噴射してください。
スプレーは、巣の入り口や周辺に集中して噴射すると効果的です。巣の中にいる蜂や巣に戻ってくる蜂にスプレーが当たるようにしましょう。
スプレーの効能期間に従って定期的に噴霧する
スプレーの効能期間は製品によって異なります。一般的には2~3か月程度です。この期間が過ぎると、スプレーの効果が弱まります。
蜂は4~6月に巣を作り始めることが多いので、この時期にスプレーを定期的に噴霧して、蜂の巣づくり予防の対策をしましょう。
スプレーを噴霧するときは、風のない日に行うと効果的です。風があるとスプレーが霧散してしまい、蜂を刺激してしまう可能性があります。
まとめ
この記事ではたくさんあって迷うスプレータイプの蜂駆除剤の選び方や使用方法を解説しました。
蜂駆除のスプレーは、正しく使えば効果的な駆除方法です。しかし、危険も伴います。
自分で駆除するのが難しい場合や、蜂の種類や巣の大きさがわからない場合は、専門の業者に依頼する方がいいでしょう。
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