2024.06.14
ーなぜ?突然現れる蜂の大量発生!見つけたときの対処法も紹介ー
蜂の大群を見かけたことはありますか?
遠目から見るとなにかわからず、一体なんだろう?と気になって近づいてみると、蜂が大量発生していて驚いた経験がある方もいるのではないでしょうか。
蜂の大群の正体は「ミツバチの群れ」です。
この記事では、蜂がなぜ大量発生するのかを紹介します。
遭遇したときの対処法もあわせてご覧ください。
なぜ蜂が大量発生するの?
蜂の大群の正体は「ミツバチ」です。
では、なぜ蜂が大量発生するのでしょうか。
ミツバチには「分蜂」といって、群れが2つに分かれる習性があります。
分蜂とはなにかといいますと、新しい女王蜂が生まれたときに、母親である旧女王蜂が働き蜂の約半分を連れて引っ越しをすることです。
蜂が大量発生しているときは、分蜂の最中であると考えられます。
また、分蜂では通常巣の中にいる働き蜂も外へ出てくるので、多いときは1万匹以上の大群になることも少なくありません。
ミツバチは、巣が崩れたり天敵に襲われたりすることで、1年間生き延びるのも簡単ではないといわれています。
そして、分蜂をしなければミツバチの数がどんどん減っていってしまいます。
減ってしまう分を補い、群れの数を一定に保つために分蜂はなくてはならないのです。
また、すぐに大群で移動するわけではなく、働き蜂が先に新天地を探したあとに群れ全体で動きます。
ミツバチが巣作りを選ぶ基準は、入り口が小さくて外から見つけにくく、中は大群が入る程度の大きさがあることです。
なお、ミツバチによる分蜂は、春の暖かい日によくみられます。
蜂の大量発生に遭遇したときの2つの対処法
蜂の大量発生に遭遇したときはどのようにすれば良いのでしょうか。
対処法を、以下の2つ紹介します。
・基本はそのままにする
・生活する場所なら駆除する
1.基本はそのままにする
蜂が大量発生すると、驚きと恐怖でどのように対処すれば良いのかわからなくなってしまいますよね。
蜂の大量発生の原因は「分蜂」によるもの。
大量発生した蜂は、新天地への引っ越しの真っ最中です。
ミツバチは、こちらから攻撃しなければ刺してくることは滅多にありません。
そのため、危険な状況でなければそのままにして問題ないでしょう。
また、ミツバチは花粉を運ぶ役割をしており、人間にとっても有益な存在なので、むやみに駆除しない方が良いのです。
2.生活する場所なら駆除する
蜂が大量発生する原因になる分蜂。
先ほどは、ミツバチをむやみに駆除しない方が良いとお伝えしました。
しかしながら例外もあり、生活圏内で大量発生している場合は駆除も一つの選択肢です。
また、分蜂の場合は基本的に2日〜3日程度で移動しますが、数日経っても同じ場所に留まっているようなら巣を作り始めている可能性があります。
とはいえ、移動中か巣作り中なのかは判断が難しいです。
自己判断せずに蜂駆除の専門家に相談しましょう。
ミツバチの生態
ここからは、ミツバチの生態について以下の3項目を紹介していきます。
・ミツバチは社会集団
・花が多い時期に活動する
・学習能力が高い
ミツバチは社会集団
ミツバチは群れで生活し、それぞれにハッキリとした役割があるうえで巣を守る社会集団です。
ミツバチは「女王蜂」「働き蜂」「オス蜂」に分かれます。
女王蜂は巣に1匹のみ存在し、オス蜂は分蜂のときに交尾するために生まれ、そのまま命を落としてしまいます。
働き蜂の数が一番多く、その名のとおり密や花粉を運んだり幼虫の世話をしたりして働くのです。
このことからわかる通り、必ず役割が決められているミツバチ。
働き者といわれるのも納得ですよね。
花が多い時期に活動する
ミツバチには、ハチミツを作ったり蜜や花粉を運んだりする役割があります。
そのため、働き蜂が外で飛び回っているのは、花の多い時期である場合がほとんどです。
その間に、女王蜂の産卵期に新しい女王蜂が誕生したあと6月に分蜂をし、夏は休息時期に入ります。
秋になると再び蜜を集める活動を活発に行い、越冬の準備を始めます。
ミツバチはすべての蜂が越冬するので、蓄えた蜜が重要な食料となるのです。
冬でもエサを集めますが、気温の高い昼間のみ活動します。
学習能力が高い
ミツバチは、学習能力が高いことでも知られています。
また、記憶力も高く、花が咲いている場所やニオイを覚えられるのです。
さらに、花の色や形を見分けることが可能。
ミツバチは赤色の認識はできませんが、紫外線が見える特徴もあります。
ミツバチの働き蜂は、エサ場や分蜂先を見つけた場合、仲間にダンスで知らせます。
ダンスでコミュニケーションを取ることからもわかるとおり、ミツバチの学習能力は高いのです。
ミツバチが家に巣を作ったらどうする?
攻撃性が低いミツバチですが、家に巣を作られてしまったらどのような対応をすれば良いのでしょうか。
ミツバチの巣は大きくて、多いと5万匹が中にいるといわれています。
巣を作りやすい場所は、主に屋根裏・床下など、雨をしのげて空間が広い場所です。
家にミツバチの巣が作られてしまったら、養蜂場に連絡をして引き取ってもらうのも一つの方法です。
養蜂場では、蜂を駆除することなく回収してくれる可能性があるので、相談してみましょう。
しかし、近くに養蜂場がない場合や断られる可能性もあるかもしれません。
その場合は、蜂駆除専門業者に連絡しましょう。
蜂駆除専門業者はすぐに対応してくれるところが多いので、危険を感じた場合はすぐに相談してください。
また、屋根裏や床下にできた巣からハチミツが垂れて、床材などにカビが生えるなど被害が拡大する恐れがあります。
対処に困ったら、すぐに連絡することをおすすめします。
まとめ
今回は、大量発生する蜂について紹介しました。
突然現れる蜂の大群の正体は「ミツバチ」の分蜂です。
ミツバチは、新女王蜂が誕生すると旧女王蜂が働き蜂の約半数を連れて引っ越しします。
新たな巣が決まったら大群で移動するため、蜂の大量発生につながるのです。
蜂の大量発生に遭遇した場合、基本的にはそのままにしておきましょう。
分蜂だと2日〜3日で移動するためです。
一方、家など生活圏内で見かけた場合は、蜂の専門家に相談することをおすすめします。
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